モデル業界の低迷が深刻になっている今、実際のギャラはピンからキリまであって、実態は把握できないのが現実。
なかには1ヵ月に百万単位で稼ぐモデルもいますが、全体から見ればこれはほんの一握りのモデルのお話。
経験2?3年のいわゆる中堅モデルでも、OLよりもちょっと収入が高い程度というのが、各モデル事務所から得た実情のようです。
モデルの仕事が「OWN RISK」と呼ばれるように、基本的には、仕事にかかるすべての費用は自己負担です。
事務所に支払うマネージメント費用のほか、まずはオーディション用の服、本番用の靴や下着、アクセサリーなど、洋服周辺にかかる費用。
オーディションのたびに服装を変えないまでも、モデルともなれば一通り流行を意識した服を揃えておきたいもの。
売れっ子雑誌モデルの私服が流行をつくるほど、モデルの普段着は注目の的なのです。
ファッションの撮影で使う靴も、白、黒、べ一ジュ、茶色のパンプスなど、シンプルな靴は自前が常識。
透ける服の撮影にはナチュラルな下着、肩が出る服にはストラップのないものを用意していくのも、できるモデルなら誰でもやっていること。
また、仕事によってはメークさんが付かないケースもあるので、メーク用の化粧品も自分で変身できるテクニックも必要です。