シャープな女を演出するメイクをする前に、心にとめておかなければならないことがある。
それは、自分の顔の骨格と輪郭の特徴を把握すること。
骨格を計算に入れて、女らしさを損なわないギリギリまで色を排除すること。
光のあたる部分と陰になる部分、その光と陰に沿うように明るい色と暗い色を使い込むのがシャープメイク。
顎のラインがすっきりしていて鼻筋も通っている人が、メイクでよりシャープさを強調すると、クールを通りこし、どこかギスギスした印象になってしまう。
さみしげな顔に見えることもあるかもしれない。
そこで口元には柔らかい色をもってくるなど、シャープさの加減が大事になってくる。
丸顔の人や、子供っぼくみられるという人にはシャープメイクはおすすめだ。
ハイライトとチークの効果だけでも顔はひとまわり引き締まって見える。
甘さと辛さが顔の中でほどよくミックスされるので、大人っぽい印象に仕上がる。
もちろん目鼻立ちが派手な人にもシャープメイクは映える。
色を抑えたメイクが逆に顔を涼しげに整え、仕事の時にふさわしい、ほどよいクールさを演出する。
そんなふうに、自分の骨格に応じてモノトーンの効果を使うことで、印象を変えることができる。