フェミニンな女をイメージする時、多くのモデルが思い浮かべるのは、クロード・モネが描いた『日傘の女』。
パリのオルセー美術館でその絵の前に立った時、時間がそこだけゆったり流れている気がした。
描かれている女性のやわらかな女性らしさが観る者を優しい気持ちにする。
女性が本来もっているまろやかさが、伝わってくる。
土曜日の昼下がり。
仕事のことは忘れてプライベートな時間をゆったりと過ごす。
目的に合わせて装うのではなく、自分自身に戻る時間。
誰かと過ごすにしても、ひとりで過ごすにしても、そんな時間にはフェミニンな雰囲気を取り入れたい。
フェミニンさは女性の魅力の原点といえるもの。
一週間に一度でも、フェミニンな気持ちで過ごす日がある人とない人とでは、雰囲気に差が現れるのではないかと思う。
メイクもがんばりのスイッチはオフにする。
ふっくら感とやわらかさがテーマ。
セミマットなタイプのリキッドファンデーションかパウダリーファンデーションで、肌の色と質感を整える。
眉はブラウンのパウダーを使って描き、ロ紅はピンクからサーモンピンクにかけての色を。
優しげな色を選ぶということが、フェミニンなメイクのポイントだ。