2014年3月アーカイブ

ブランドの売り上げが落ちたりすると、次の年の契約はしないとか、企業側から一方的に契約中止になったりするため、モデルの契約デザイナーは絶えずプロとして厳しい目にさらされている。

企業と契約デザイナーの関係は、仕事の場を与えてくれる反面、契約に関しては強者と弱者の関係にあるといっても過言ではないといえる。

仕事の内容や役割は、給料制デザイナーでも契約制デザイナーでもほとんど変わりなく、服作りに関するプロセスすべてに関わる。

企業デザイナーは、多くの消費者のニーズに応えようとマーケティングリサーチはもちろん、あらゆる情報を収集分析し、時代を読みとり、ブランドに合わせ、服作りをする。

企業デザイナーは、決して一方的に服作りをすることはできない。

ある時は経営者の意見を聞き、ある時は営業の意見を聞き、またある時は得意先や消費者の意見を聞き、服作りをしなければならない。

その中でも特に、服を買ってくれる得意先や消費者の声を無視することはできない。

このように企業デザイナーは、自分の作りたいものを作るというよりは、さまざまな情報、さまざまな意見に目や耳を向け、そしてそこに自分の考えを加えながら服作りをするのである。
モデル 結婚

企業デザイナーとモデル

ファッションメーカーやブランドを自らの力で作り、オーナーデザイナーやオーナーブランドと呼ばれ、百パーセント自己資金で運営しているメーカーも大きくなるにしたがって、企業や商社などから援助を受けるようになる。

これらは一見、オーナーデザイナー、オーナーブランドには違いないが、企業や商社から援助を受けることで、百パーセント自らの考えで物作りができなくなり、少なからず企業や商社に管理されることになる。

ァッション界でもっとも多いデザイナーは、企業デザイナーと呼ばれるデザイナーである。

彼らは自分では資金を出さず、企業に雇われていて、資金や経営の心配はせず、物作りに専念できる。

企業デザイナーには、給料制で雇われている人と契約制で雇われている人がいる。

給料制で雇われている人は、仕事の内容や待遇などで、ほかの社員と同じように扱われる。

契約制で雇われているデザイナーは専門知識や専門技術を持つプロフェッショナルとして扱われ、契約料は給料

制で雇われている人よりかなり高い。

しかし、仕事や待遇の面での保障はされないのが一般的である。

そして、ほとんどのモデルの契約デザイナーは一年契約が普通で、一年ごとに契約を更新するというケースが多い。


モデル 結婚

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