「ラフォーレ原宿」ができた当初は、モデルたちにも人気のビギというファッシヨンメーカーのブランドが中心であった。
基幹ブランドである「ビギ」をはじめとして、「ピンクハウス」、「メルローズ」、「ラ・ブレア」など、ビギグループのブランドがそれぞれテナントショップとしてはいり、賑わっていた。
これらのほかに、山本耀司のブランドや三宅一生の「プランテーション」のような、パリ・コレクションに参加するデザイナーの普及ブランドなどもあった。
また、レディスだけではなく、ジュン(JUN)やヴァン(VAN)を超えたメンズブランドの新しい流行も始まり、当然さまざまなブランドが登場した。
このメンズのブランドでも人気を得たのは、ビギ・グループのものであった。
それはあたかも、自社のレディスブランドに対応させるかのようにいくつものブランドが用意された。
「メンズ・ビギ」、「バルビッシュ」、「グラス・メンズ」などがそれである。
いわゆるDCブランドの華々しい登場が日本のファッション業界に目立って増えたのも、この時期である。
あるブランドがきわだって売れると、当然それを後追いするメーカーやブランドが登場する。
それらのほとんども「ラフォーレ原宿」を中心に知名度を上げていく。