結納品の目録も書き方は、女性の場合も全く同様です。
自分で書く場合は、奉書紙を二枚使い、書き終わったら七ッ半に折って、大きな奉書紙を上包みにします。
しかし普通は市販のもので結構です。
受書もたいてい市販のものを使いますが、自分で書いてもかまいません。
市販のものは、空欄に目録と同じ品名を書き入れ、日付け、署名、宛名を書きます。
書の書き方は、頭書きを受書とし、最後のところが「右の通り幾久敷芽出たく受納仕り候」または「右の通り幾久しく芽出たく受納いたしました」とし、日付け、署名、宛名となります。
自分で書く場合は、目録と同様奉書紙を用い、書き終ったら五ッ半か七ッ半に折って大きな奉書紙の上包みの中に入れます。
上包みは、目録の場合は「目録」または「寿」と書き、受書は「受書」と書きます。
なお受書は、いわば受取りですから、両家の話し合いで、しっかりした仲人がとりつぎする場合は省略してもいいわけです。
また目録は結納品を収める片木盆の右端に戴せ、受書は祝い台(折敷=おしき=ともいう)に戴せます。