門出(興入れ)では、家族、親戚、縁故の者は、一同これを送って出て、車に乗るのを見送ります。
なお、行列するとすれば、(1)迎えの使者(2)媒灼人(腰元)(3)新婦(4)介添(5)母(6)父(7)男の召使い(8)女の召し使い(9)つり台(いろいろなものをのせて、かついでいく台)の順です。
讐身のまわりと旅行の仕度
新婦側がひどく忙しいのにひきかえ、式場で結婚式をあげ、そのまま新婚旅行にたつ場合の新郎側は、準備といっても特別なことをする必要はありません。
ただ、定刻より早く式場に到着できるようにすることと、式服や旅行の準備に手落ちのないように注意すれぽよいのです。
ですが、朝風呂、散髪という身仕度については、言うまでもありません。
時間があれぽ、式次第をもう一度点検しましょう。
式場で、自分の式服を着る場合は、自宅から式服を着て出てもよいでしょう。
式服を式場で借りるのなら、新婚旅行用の服装が簡便です。
<両親の心得>
新郎・新婦の身辺のこと、挙式のこと、その他、すべての細かい事柄は、家族の人々が神経をくぼって、手おちのないようにしてあげなくてはなりません。
スケジュールなどのメモと実際とを告々点検してあげましょう。