■会費制の意味
会費制結婚式というのは、参列する人たちが二人のための結婚式の費用を出し合って、心からの祝福を送るというもので、前にのべた人前結婚式の形式をとります。
参列する人たちにしてみれば、結婚する二人になにかプレゼントを考えるわけですが、この贈り物にかえて会費を出せばよいというわけです。
これは、形式化された、高価な費用を要する今までの結婚式の矛盾を解消しようとした、いかにも現代的な挙式であるともいえましょう。
ただ、こうした方法では、相手方にチャ リッカリしているという感じを与えることにもなりますので、慎重に取り組んでほしいものです。
■準備と進行
会費制結婚式は、まず二人の結婚を祝う仲間が集まって実行委員会を作り、そこが中心になって準備を進めていくという形をとるのが理想的です。
実行委員会では、準備のために、(1)会場のこと(2)料理のこと(3)招待人数のことなどに気を配って、総予算をたてて、一人当たりの会費をきめます。
合理主義に徹すれば、親類からも一般なみに会費を徴収してもよいでしょうが、親族からはそれ相当の贈り物や祝儀を受けることが多いので、一般人会費、親族分会費、などに分けるのが良案でしょう。
さて、実行委員会の腕の振いどころはプログラムの作成にあります。