2016年7月アーカイブ

墨は濃く黒々と目録や受書を書くとき、墨が薄いのは不吉とされており、よくありません。

墨は落ち着いて十分にすり、濃く黒々と書きます。

「毛筆は書き慣れないから」と気後れすることなく、へたでもていねいに書くことです。

書体は必ず楷書で書きます。

草書を用いてよいのは目下に対するときだけとされていますから、くずしても行書が限度です。


◆家族書・親族書の書き方

家族書には同居している家族を書く
見合いの場合、家族書はすでに交換しているので親族書だけでよいのですが、恋愛の場合などは家族書・親族書の両方を結納のときに用意します。

家族書は両親、結婚していない兄弟姉妹、本人、また祖父母や結婚している兄弟姉妹、その配偶者


家族書・親族書の書き万(奉書紙を横二つに折り、折り目を下にして書く。

一枚目の中央に家族書などと書き、二枚で一組とし右端を水弓でとじる。


できあがりの大きさはおよそ24×24?がめやす。


なども、同居している場合は、それも書きます。

順番は年齢の順とします。

本人との続柄だけでなく、年齢や職業を書き入れることもあります。

用紙は奉書紙か美濃紙に書いてもかまいませんし、市販のものを使ってもかまいません。

いずれにしても、毛筆で濃い墨を使い楷書で書きます。

紙の折目に文字がこないように気をつけます。


結婚相談所 20代

受書の書き方は目録に合わせる

受書はいわば結納に対する受取り書か領収書のようなものです。

昔のしきたりどおり仲人が、両家を往復して結納を交わす場合は両家とも受書を用意します。

ホテルや料亭などで両家、仲人が一堂に会して行う場合は、その場で受取りが確認できるため受書は省略してもかまいません。

関西のように、男性側からのみ結納を納める場合は、受書は必ず必要です。

受書も目録と同様、本来は奉書紙に筆を使い自分で書くものですが、市販の印刷されたものを使用する人が増えています。

その場合、これも目録と同じなのですが、最初の一行目が空白になっていますので、ここには「御帯料壱封」または「御袴料壱封」と書き込みます。

「御帯料」については目録に「小袖料」あるいは「御結納料」となっていれば、それに合わせなければなりません。

末尾の「右之通り幾久敷目出度受納致しました」

「右之通り幾久敷芽出度受納仕り候」というような文の後に日付け、こちらの名前、相手の名前を書き込みます。

日は目録と同様、吉日とします。

目録、受書ともに書き込みがすんだら、たたんでもう一枚の奉書紙に包みます。


モデル 結婚

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