披露宴の前半のハイライトともいえる、セレモニーです。
司会者から「では、ただいまより新郎新婦にウエディングケーキの入刀をしていただきましょ
う」とあいさつがあると、係の人から紅白のリボンが結ばれたナイフが渡されます。
新婦は右手でナイフを持ち、新郎は新婦の右側に立って自分の右手を新婦の右手に重ねます。
やり方は係より説明がありますから、そのとおりに行えばよいでしょう。
ケーキはのちほど会場の人が、人数分に切り分けてくれますから、引出物と一緒に参列者に持ち帰ってもらいます。
このウエディングケーキ・カットは欧米から入って来たセレモニーですが、今では広く一般的に行われるようになりました。
本来は、主婦になったばかりの花嫁が自分で焼いたケーキをふるまったものだったのです。
シャッター・チャンスとしても大きなポイントですから、カメラを持って来ている参列者は、前に進み出てチャンスをねらいます。
司会者の方でも気をきかせ、「カメラをお持ちの方はどうぞ前にお越しください」と声をかけます。
新郎新婦は、できるだけゆっくりと、入刀をします。
※司会者が注意しなければならないのは、「割る」とか「切る」などという忌詞を使わないことです。
かわりに「ナイフを入れる」とか「入刀」という言葉にします。
なお、和風の披露宴なら、ウエディングケーキ入刀のかわりに、酒樽に槌を入れて割る鏡開きにしてもよいでしょう
ここまでが披露宴のセレモ.ニー部分で、後は祝宴に移ります。