再婚の縁談の進め方といっても、特に変わったことはありませんが、縁談を進めるタイミングは非常に微妙です。
先夫、あるいは先妻と別れた理由はそれぞれ異なりますから、その事情によって、再婚に対する気持ちも異なるに違いありません。
また、年齢的にも、若くして前の結婚を解消した人、比較的年配になってからの人など、大きく開きがあります。
年齢や別れた事情などによって、再婚の意志や、結婚生活そのものに対する考え方も、千差万別です。
相手から再婚の意志があるごとを示され、縁談を依頼された時は、条件に合う適当な人がいたら紹介するということで、問題はありません。
しかし、こちらから縁談を持ち込む時は、相手の事情や気持ちを十分に考慮して話を進めることが大切です。
死別にしろ離婚にしろ、ある期間、生活を共にした人と別れたという経験は、他人には測り知ることのできない、つらい思いがあるはずです。
簡単に、「前の結婚生活が終わりを告げたから、次の生活へ」と目が向けられるものでもありません。
まだ、本人の気持ちの整理がつかないうちに縁談を持ち込み、相手の心の痛みに触れるようなことは、絶対に避けなければなりません。