再婚の話を進める時は、形だけでなく、法的にきちんと処理が済んでいることを確認することが重要です。
離婚にしろ死別にしろ、法手続きが正式に済んでいなければ、再婚することはできません。
もちろん、日本の法律では、重婚は認められていません。
子供がいた場合は、親権の問題がどうなっているのか、養育はどちらが責任を持っているのかということもあります。
また、慰謝料の話し合いが解決しているのかどうかも、大きな問題です。
特に再婚後も、子供の養育費などを払い続ける義務がある時は、その点もはっきりさせ、どういう条件で仕送りするかなどを、事前に知っておきたいものです。
仲人が、再婚する本人のそういう状況を把握しておくことはもちろんですが、結婚する相手にも、同じように、包み隠さず、すべてを知らせておくべきです。
なにも知らされずに結婚をし、後から「実は子供の養育費を」とか、一緒に住んではいないものの、子供の籍が自分の籍に入っていたなどということがわかった場合、せっかくの再婚にも、ひびが入ることになりかねません。
結婚後の二人の生活にかかわってくるような問題は、再婚を進める際に、仲人も含め、当事者同士の間で、十分理解をし、承知しておくことが大切です。
二人が結婚生活を始めてからは、隠し続けたり、避けて通ることができないものです。