2019年1月アーカイブ

たいせつな席次の決め方

宴会場におけるテーブルの席次は、どこでも、決まっています。

コの字型にテーブルを配置した場合は、メーン・テーブルの中心から遠ざかるほど、下座になるわけです。

ところで、主催者側として心を使うのは、招待客の席次をどう決めるかということです。

主催者としては、ひとしくお客として招いた以上、できれば、上下の区別をつけたくないというのが本心でしょうが、現実に、食卓には上座と下座の区別がある以上、いやでも、客にも順序をつけなければなりません。

席を決めるのには、あらかじめ両家でよく話しあってまず、当日の新郎側と新婦側の主賓をひとりずつ決め、以下、順に、出席者の社会的地位や年齢などを考慮しながら決めていきます。

そして、当日は、「〇〇様」と、それぞれの氏名を書いた席札を、食卓に置くとともに、会場備えつけの食卓配置図にもとついて、来客に、受付で、それぞれの食卓記号札を渡すようにします。

最近は客の上下の区別をつけたくないとして、主賓の席だけをきめ、あとは、自由に着席してもらうという方法をとる人もありますが、これも一つの見識といえます。



披露宴にさきがけて挙式が行われる場合は、挙式のはじまる前に会場にきて、新郎新婦や両親などに祝辞を述べ、最終的な打ち合わせをして、式を挙げている間に、宴会場の準備にかかると、ちょうどよいわけです。

・受付の準備
ホテルやレストランで披露宴などをもよおす場合、受付は、待合室(控え室)の入り口付近に置くのが普通です。

まず、適当な位置に〈○○・△△両家結婚披露宴会場〉などと書いた立て札を立て、そのかたわらに、受付用の机を置きます。

机の上には、芳名簿、すずり、墨、筆、水さしなどをそろえ、必要なときは、記章、食卓番号札なども用意しておきます。

また、招待状入れの箱または籠も用意しておいて、招待客が招待状を差し出したら、それを受取って、そこに入れます。

さらに、招待客名簿の控えも用意しておき、出席者をチェックしていきます。

なお、招待客の多い場合、名簿の名前は、五十音順か、イロハ順に配列しておくと、探し出すのに手間取らず、便利です。


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